ネット上の風評被害有効な逆SEOとは

最終更新日 2024年4月25日 by hawri

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逆SEOとは?

逆SEOとはリバースSEOと呼ばれるもので、Web上で特定のページの検索結果を下げるために取られるものです。
SEOとは反対のことを行う手法ということです。

逆SEOが必要になる場面としては風評被害対策があげられます。
ある特定の商品やサービスなどに関する、悪い口コミが匿名掲示板などで広まってしまうと、その企業のイメージが損なわれてしまうこともあります。

明らかな誹謗中傷であったり、名誉棄損が適用されたりするような書き込みであれば弁護士に依頼して削除依頼の交渉や訴訟を行うことが可能です。
しかし、ネット上の書き込みでは企業イメージを損ねるような内容でありながら、法的には誹謗中傷、名誉棄損とするには難しいケースもあります。

このようなケースで注目された手法が逆SEOです。
基本的にWebページは検索結果の上位に表示されるほど、情報発信能力があります。

ご自身が何か調べたいと思った時に検索結果表示の何ページまで見るかと考えていただければわかりやすいでしょう。
検索結果の2ページ目以降に表示されるサイトは見る人が少ないとされています。

そのため、ネット上ではページが残っていても、検索結果の下位ページであれば人の目にとまる機会は少なくなります。
下位ページには情報を広める効果は薄く、見られることがなければ風評被害も風化していくというわけです。
このような効果を狙い始まった逆SEOですが、現在はライバル企業の検索順位を下げるためなどにも使われることがあります。

特定のWebページの表示順位を下げるには?

では、実際に特定のWebページの表示順位を下げるにはどのような対策がとられるのでしょうか。
まず、正統な方法としては他のサイトの順位を上げて、対象のサイトの順位を落とすという方法がありますが、この方法は非常に難しいです。

次に説明するような不正な方法を用いず行わない方法であるため行うこと自体に問題はありません。
しかし、確実に特定のサイトを2ページ目以降に表示されるようにするためには労力がかかります。

表示順位を下位にしたいページはGoogleなどの検索エンジンによって良質なコンテンツと判断されているため上位に表示されているわけです。
そのサイトを他のサイトに埋もれさせるとなれば、SEO対策の知識に基づいた手法で良質なコンテンツを少なくとも10個作らなければ2ページ目以降に追いやることはできません。

公式サイトなどであれば、どれだけの労力やコストがかけられているかは想像できるでしょう。
また、せっかく苦労して良質なコンテンツを作っても、検索エンジンのアルゴリズムは公表されていないため確実に効果が得られるかは分からないのです。

以上のように正当な方法による逆SEO対策は非常に難しいものです。

ペナルティリンクを与えるという方法やコピーサイトを作る方法

この方法以外に行われることがあるものとしてはペナルティリンクを与えるという方法やコピーサイトを作って検索結果を下げるような不当な方法です。
ペナルティリンクを与えるとは検索エンジンによって定められている禁止事項をそのサイトに行うことで、検索エンジンからのペナルティ(検索順位が落とされる)が与えられるようにすることです。

コピーサイトを作る方法とはGoogleのアルゴリズムを利用したものです。
基本的にGoogleなどの検索エンジンではオリジナルコンテンツよりコピーコンテンツを上位に表示させないようになっています。

しかし、この仕組みは完璧なものではなくコピーコンテンツがオリジナルコンテンツを上回ったという事例もあります。

これらのような不当な方法による逆SEO対策というものも存在しますが、このような手段はおすすめできません。
成功すれば一時的に順位は落とすことができる方法ではありますが、こういった方法をとっているサイトはすぐに分かってしまいます。

また、検索エンジンでは相談窓口が設けられているため不当な手段で健全なサイトの順位を落とせばペナルティが解除されれば上位に戻ってきます。

確実に効果を得たいなら専門業者に依頼する

以上のようにネガティブな情報のページの順位を、正当な方法で下げようとすると知識が必要ですし労力もかかります。
確実に効果を得たいと考えるのであれば専門業者に依頼すると良いでしょう。

しかし、説明したような不当な方法を行っている悪質な業者もあるため依頼する際には慎重に選ぶことが大切です。
明らかな名誉棄損であれば弁護士に依頼して削除してもらうという方法もとれますが、これにもデメリットがあります。

対象の書き込みを削除するだけなので、再び書き込まれてしまえば上位表示のサイトにネガティブな情報がのってしまうのです。
そうなると再び弁護士に依頼をして削除をするということの繰り返しになってしまい、対策としては意味がありません。

一方、サイト自体が表示されないようになるのであれば同じような書き込みをされても人の目に触れることがなくなるため対策としては効果が持続します。
このように考えると内容にもよりますが、効果の持続性という意味では弁護士よりも有効な対策と言えるでしょう。

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